Y邸竣工写真

Written 1月 1st, 2019

2018年12月吉日、5月から工事を進めておりましたY邸、なんとか年内に無事お引き渡しを済ませ、新年を新居にて迎えて頂く事が出来ました。

出会いから3年、着工から7か月、当事務所とし新しい試みである、高気密高断熱の施工に手間取り時間が掛かった上に、猛暑で大工棟梁が体調不良になり降板、その矢先に大型台風到来で現場には被害有りませんでしたが、施工業者が被害対応に追われ、職人さんたちが現場に来れない日が続き、大幅に工期が遅れ、建築主様にはご迷惑をお掛けしました。

丁寧な断熱施工をと言いながらも、まだまだ気密・断熱について勉強不足な中、建築主さんと一緒に学び、考えながら、施工業者さんにも沢山の協力を頂きながら完成したお家です。

第一種換気を採用、当事務所としては初の吹抜け計画、様々な建具ギミックを使い、夏と冬の熱の周りに対応可能に計画しました。

構造材には龍神の自然乾燥の紀州材を採用し、内装にも沢山の杉材を用い、内壁には珪藻土クロスを使い、呼吸してくれる、とても住み心地の良い空間になりました。

気密・断熱については、 外皮平均熱貫流率( Ua値):0.6 W/(㎡・K)
            相当隙間面積(C値)  :1.7(c㎡/㎡)

という結果で、数値的にはまだまだ未熟な結果になりましたが、お住まいに成られてから、とても快適だとおほめのお言葉を頂いています。

建築主さんからのおほめのお言葉はとてもうれしいのですが、その反面、数値的には、設計段階からの苦労、現場での苦労の結果がこの数値かぁ。。
と気を落としてしまいますが、この結果は真摯に受け止め、設計の改善、施工方法の改善、何よりも施工頂く、施工業者、現場監督、職人さんたちへの施工方法、手順の伝達方法と断熱・気密の重要性を共有して頂く方法について、改善を進めていきたいと思います。

また、建築主さんにご理解頂き、今後定期的に温度や湿度、住まい心地について、調査にお伺いする事になっております

建てて終わりではなく、しっかりしたサポートと今後の住まいづくりへのフィードバックを行っていきます。

最後になりましたが、長い期間の設計、工事期間にも寛大なご理解を頂きましたY様、有難うございました、竣工おめでとう御座います。

また、施工にご尽力頂きました、総和建設様はじめ、各専門施工業者の皆様、有難う御座いました。施工中は様々なトラブルも有りましたが、根気強くお付き合い頂けたお陰で素晴らしい住宅が完成しました。本当に感謝です。

今回はいつも以上に、皆さんのお力をお借りしないと設計者は建物を建てる事が出来ないという事を改めて実感しました。だからこそ、より厳密な設計が必要なことも実感しました。

新たに2019年を迎え、平成から新しい年号に変わる年、益々日々精進を心掛け、良き建物造りに邁進してまいりますので、今後とも宜しくお願い致します。

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