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2013.10.20 / ブログ

高野口小学校、国の重要文化財に!?

雨降る少し肌寒い秋の日曜日、朝少し用事をする為に工房へ。 そこで郵便受けから引き抜いた『和歌山新報』の一面を見てビックリ!! 『高野口小校舎、国重文に』の見出し。 和歌山新報 高野口小学校 よくよく読んでみると、まだ指定されたわけではないのだけど、見通しになった って事なのでほぼ決まりなのかな? 素晴らしい~、嬉しい限りです。 高野口は和歌山市内から車で一時間半ほど走ったところなので、地元とは 言えないかもしれないですが、以前こちらのブログでも御話させて頂きましたが、 改築・改修工事の際に末席ではありますが、設計者として参加させて頂きました ので、すごく思い入れがありますし、今そのご近所でとある飲食店の設計をさせて 頂き、先日着工したばかりで、直接は関係ないかもしれないですが、なにかご縁を 感じていたところへのこの吉報、朝からかなりテンション上がっちゃいました(^^) 更に嬉しかったのが記事の中の一文 「改修工事を経て、現在も現役の校舎として使われていることも評価された。」 小学校を建て替えるのか保存改修するのか、改修して使い続けるのか、文化財として そのままで保存するのか?沢山の方が様々な意見を出し合い、長い時間掛けて、やっと 小学校として使い続ける事が選択され、その中で出来るだけ子どもたちが快適に学べる 学び舎として愛され続けるようにと、また沢山の方が様々な知恵を絞り、苦労され、 諦めずに想いを注ぎ込み続けて完成した、改修工事。 沢山の苦難もありましたが、自分たちの目指した物が間違いではなかった。 グッドデザイン賞、建築学会賞に続いて国の重要文化財、改めてこの素晴らしい小学校に 関わらせて頂いたことを嬉しく思います。 実際に小学校として使い続ける為には『国の重要文化財』に指定された事が重荷に感じる 事も多くあるかとは思いますが、町のシンボルとして、誇りに思い、愛され続ける事を願って います。