2013.02.03 / ブログ
『藤白の家』07 基礎工事・構造材確認
2月に入りましたね、今年も1月は気が付けば行ってしまってました。。
2月は逃げていくのでしょうか。。
年明けより工事の進む『藤白の家』、報告が少し溜まってしまいましたが、
現場は順調に進んでおりまして、ただいま現場は基礎の養生中で動きは
無いのですが、加工場では大工さん達が構造材の加工を行ってくれています。
まずは1月17日に行った基礎配筋検査の様子から。
僕は夕方に現場に入り、組みあがった鉄筋が図面通りであるかと、納まりに
問題点が無いかを確認します。
全体的にはとてもキレイに組んでくれています。

ピッチもばっちり(^^)

でも部分的に図面指示の解釈の違いなどから、いくつかの組み直しを
お願いしました。
下の写真は翌朝コンクリート打設前に昨日の残りの手直しを行ってくれている
様子です。

1月18日朝一番からコンクリートの受入れ検査を行って、適切なコンクリートが
搬入されているかを確認します。(住宅ではやってないところも多いかも。。)

コンクリートも配筋も問題無い事を確認してからいよいよコンクリートの打設
開始です。きちんと確認することで間違いの無い施工が可能になるんですよね。

この日、コンクリートの打ち終わりは午後の一時ごろ、最終まで見届けて、
現場を後にしました。
最後の方は小雪舞い散る中、お昼ご飯も後回しで頑張ってくれた職人さん
達に感謝です(^^)
この日はとても寒い日だったので、コンクリートが固まる前に水が凍らないように、
全体にシートを被せて貰って、しっかりと凍結防止対策をしてもらいました。
最初に取ったテストピースも同じ条件で固まるように現場で数日保管されます、
これを1週間後と4週間後に力を加えて割って、ちゃんと強度が出ているかを
確認します。

基礎の底盤コンクリートを打ってから6日後の1月24日の午後から、次は基礎の
立ち上がりコンクリートを打設しました。
コンクリートを打ち終わった後は底盤の時と同じように基礎全体にシートを
被せて養生します。これで雨が降っても寒くなっても少々は大丈夫です(^^)
これからコンクリートがしっかりと固まるまで1週間養生期間に入ります。
底盤コンクリートの時に採取したテストピースの1週間強度は必要強度の80%
を超えていて、順調に固まってくれております(^^)b
基礎の立ち上がりコンクリートを午後から打設した同じ日の午前中は製材所の
加工場で構造材確認を行いました。
今回は地元和歌山の紀州熊野材、杉を自然乾燥させた梁と柱にはヒノキを使います。
加工は今主流のプレカットではなく、大工さんが手で加工を行う手加工です。
やはり、加工から関わって頂くと大工さん達の思い入れも違いますから、僕は少し
高価でもお勧めしています。
構造材確認は何を行うかと言うと、指定した寸法の物が適切な含水率で大きな欠損の
無い良い木が搬入されているかの確認と大工さん達の手加工の状況の確認です。

含水率も20%切っていますし問題無し、木質もよい物が入っていました(^^)
(含水率、背の大きな材は少し高い目の物も少しあったので、加工中の感想状況を
追跡していきます)

2月20日が上棟です、それまで現場では設備屋さん達が配管工事を
行ってくれています。
上棟は大きな節目、良い天気でありますように(^^)/