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2013.02.16 / ブログ

和歌山大学の講義を受けてきました。

2月16日、今日の午後、和歌山大学システム工学部環境システム学科に お邪魔して、ある講義を受講させて頂きました。 大学生でも無い僕が何故講義を受ける事になったにかと言いますと、 同学科建築研究室の本多友常教授の同大学での最後の講義が行われると 言うことで伺いました。 その時の様子は早速大学のWebページでも紹介されていますね。 20130216-211656.jpg 講義には在校生はもちろん、沢山の卒業生や僕のような社会人も多く来られて いて、本多教授の人望が伺えました。 (なんだか同窓会に紛れ込んだような不思議な感覚でした。。) 講義の内容は本多教授が40年に渡り、建築とどの様に関わられて来たの かをお話し頂きました。 40年と言うとほぼ僕の人生と同じ歳月を建築と共に歩まれた訳ですから、 1時間半程度の時間で納まる訳もなく、とても駆け足な物でしたが、教授の お考えには共感する処が多くありますし、大学に通った事の無い僕にとって はとても楽しく、貴重で新鮮な時間でした。 20130216-211751.jpg 最後には生徒さんから花束の贈呈も(^^) 20130216-211803.jpg 講義の最後の挨拶で本多教授は「私は和歌山が大好きです、 和歌山は第二の故郷、これからも和歌山に関わって行きたい」 と仰っていました。 日本、いえ世界を又に掛けて活躍される方に愛して頂ける魅了的 な和歌山、そこに暮らす僕たちは、その魅力を知り、自信を持って、 積極的に街と人と関わりを持って行くべきだと、また、建築に携わ る物として、まだまだやるべき事が沢山あるはずだと、勇気を頂き ました。 講義の後、本多教授と積もるお話をとも思いましたが、わざわざ 駆けつけた卒業生の皆さんの方が、久しぶりに会う恩師との積もる 話しが沢山あるだろうなと思い、邪魔にならないように、ご挨拶だ けして帰ってきました。 最後になってしまいましたが、僕にとって本多教授はいくら感謝 しても足らない恩人です。 (僕には有り難い事にそのような方が数名いらっしゃいます) 独立して2年程たったころ、高野口小学校の保存再生に取り組 まれていた教授が、たまたま知り合った僕を大学の産学研究員 として迎え入れて下さり、田舎の個人事務所の建築士では中々 関わる事の出来ないような経験をさせて頂き、その後もNPO法人 環境創造サポートセンター のメンバーとして、何かと気に掛けて 頂きました。 その時も、その後実施設計が始まった際にも、大して役に立てなか った僕なのに、昨年『高野口小学校』がグッドデザイン賞を受賞した 際にはデザイナーとして末席に加えて頂きました。 本当に感謝してもしきれませんが、いつお会いしても胸をはって、 共に建築について語り合えるようになれるよう、日々精進して行く 事が一番の恩返しだと思っています。 教授は残念ながら和歌山大学は去られますが、(非常勤講師としては 残られるそうですが)今後も他の大学で教授として教壇に立たれるそう で、今後もお忙しい時間を過される事とは思いますが、ご自愛頂き、 益々ご活躍される事を楽しみにしております。 本多先生、有難う御座いました。 今後とも宜しくお願い致します(^^)